悲しいほどお天気 
悲しいほどお天気
松任谷由実
B00005GMEA

79年リリース。
私小説風なアルバム。ファンの中でも人気が高い。

収録曲:ジャコビニ彗星の日/影になって/緑の町に舞い降りて/DESTINY/丘の上の光/悲しいほどお天気/気ままな朝帰り/水平線にグレナディン/’78/さまよいの果て波は寄せる

ジャコビニ彗星の日
ジャコビニ流星群をテーマにした作品。
具体的に「72年10月9日」と歌うところが、新鮮だった。

影になって
「ドーナツ屋のうすいコーヒー」がリアル。

緑の町に舞い降りて
さわやかでメルヘンチックな曲調。
盛岡という響きがロシア語みたいというのが面白い。

DESTINY
たぶん、この曲がラジオで流れたのを聴いて、一気にユーミンに傾いていったのだと思う。
一目惚れならぬ一聴惚れ。
派手な前奏からして、ぐっと心をつかまれる。
冷たくされて見返すつもりだったのに、今日に限って安いサンダルをはいていたなんて(涙)。
このシチュエーション、わかりやすすぎて、泣けてくる。
再会って、そうなんだよなあ。思いがけないところで、思いがけないときに。
きれいに着飾って、輝いている自分だったらよかったのに。相手より優位に立ちたかったのに。
相手を後悔させたかったのに。
いやあ、ほんと、常に気を抜かずに、自分を磨いていなくてはね。外見だけでなく。

丘の上の光
穏やかでしっとりとした曲。
今日の出来事もいつか思い出にかわっていく。なんか、悟りを感じます。

悲しいほどお天気
タイトルがすばらしい。
叙情的、文学的。
かつて、上水沿いの小道を歩いたことがありました。この曲をなぞって、恋人と。
学生時代は、無邪気で、ずっと一緒に歩いていけるって、誰もが信じていた時代でした。

気ままな朝帰り
門限のあったころを懐かしく振り返る歌。
門限どころか、非常に厳しい家庭に育った私は、気ままな朝帰りの気分を一度でいいから、味わってみたかった。心の中で門限を気にして、別れてほっとする気持ち、いまだにわかる。

水平線にグレナディン
ユーミンには、時々、情景と心の動きを描写した曲がある。

’78
タイトルは、1978年の意味だと思っていたが、実は、タロットカードの枚数らしい。
風のシルフィや大地のグノメ
火のサラマンデル 水のオンディーヌ
のところが神秘的でよろしい。

さまよいの果て波は寄せる
夢中になれる何かが〜のフレーズが好き。
心が落ち着かないときに、聴くと、少しほっとする。
2008.03.13.Thu/23:02
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