2009/06/26

NO SIDE

NO SIDE
松任谷由実
B00005GMEI


84年リリース。
発売したときは、タイトルだけで興奮しました。
心に残る傑作です。

収録曲:SALAAM MOUSSON SALAAM AFRIQUE/ノーサイド/DOWNTOWN BOY/BLIZZARD/一緒に暮らそう/破れた恋の繕(なお)し方教えます/午前4時の電話/木枯らしのダイアリー/SHANGRILAをめざせ/〜ノーサイド・夏〜空耳のホイッスル

SALAAM MOUSSON SALAAM AFRIQUE
アフリカを舞台にした曲。

ノーサイド
名曲中の名曲。
モデルは天理高校と大分舞鶴高校の高校ラグビー全国大会決勝戦だという。
アルバム発売の前から、ラグビーが好きだったので、この曲のヒットはうれしかった。
しかも、栄光を讃える曲じゃなくて、敗者への想いに満ちたものであった。
「何をゴールに決めて 何を犠牲にしたの」
心に深く響くフレーズだ。
枯れた芝生の匂いがしてくるような気がする。遠い歓声が聞こえてくるような気がする。

DOWNTOWN BOY
1984年富士フイルム・ビデオテープスーパーHG HiFiに、1998年三菱自動車のCMソングに。
大好きです。
イントロもいい。
今でも、歌うと、涙がこみ上げてきます。
黄昏色の青春の1ページのような、少女漫画のような胸キュン(死語?)な歌じゃないですか。
別に、下町の少年とつきあった思い出があるわけじゃないんですが、高校時代まで、男女交際禁止な家庭で育ったものですから。
男の子から、かかってくる電話はガチャンと切られ、手紙は開封されてました。
携帯があったら違っていたのかもしれませんが、携帯もチェックされていたでしょうね。

BLIZZARD
映画「私をスキーに連れてって」挿入歌。
伴奏も素敵。
スキーしながら、歌ったものです。
今は、スキーには行かなくちゃったけど、それでも、名曲は残る。

一緒に暮らそう
初めて聴いたときは、ロマンティックでかわいらしくていいなと思うと同時に、他人と一緒に暮らすなんて、現実ではありえないと思ってました。

破れた恋の繕(なお)し方教えます
彼とよりを戻したいゆえに、呪文を唱える。
怖い歌なのに、ユーミンが歌うと、全然怖くないの。
むしろ、そこまでできる情熱をうらやましく思ってしまった。

午前4時の電話
今ではありえないシチュエーション。
携帯なら、電話の相手がわかるものね。非通知には出ないし。
別れた恋人が午前4時に電話をしてくる。
迷惑よと言いつつ、迷惑そうじゃない。

夜中によく電話かけてくる人がいた。
「なんで、かけてくるの?」と怒ったら、「好きだから。」とストレートパンチ。
そんな過去を思い出す。

木枯らしのダイアリー
日記好きなので、これも、好きな一曲。
出だしから、情景が浮かんでくるでしょ。
「電車を乗り越して 休みにしてしまった」なんてのも、憧れだ。
「あなたのこと どれだけ好きかわかる 今頃 読み返すと」なんて、泣けちゃうじゃないか。

SHANGRILAをめざせ
理想郷を探そうという歌。
目の覚めるようなイントロ。
冒険譚のクライマックスのような歌。

〜ノーサイド・夏〜空耳のホイッスル
1985年富士フイルム・ビデオテープスーパーHG HiFi CMソング。
アルバムのラストにふさわしい裏「ノーサイド」的な曲。

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2009/05/30

VOYAGER

VOYAGER
松任谷由実
B00005GMEH


83年12月リリース。
広大な宇宙を感じさせる一枚。
一方で、80年代のバブリー色も感じる。


収録曲:ガールフレンズ/結婚ルーレット/ダンデライオン〜遅咲きのたんぽぽ/青い船で/不思議な体験/ハートブレイク/TYPHOON/TROPIC OF CAPRICORN/私を忘れる頃/時をかける少女

ガールフレンズ
男にふられた女性同士の友情を描いた曲。
恋の悩みも仕事の憂さも、すべて蹴散らせるような気がしてくる元気なナンバー。
女同士というのは、魔力があるものなのだ。
もちろん、気のあった女同士という意味だけど。

結婚ルーレット
タイトルが、すごいね。
ルーレットだもの。ギャンブルだよ。80年代らしいね。
恋愛は、ゲームじゃないと思うけど、このヒロインには、私にはない潔さを感じて、気持ちいい。

ダンデライオン〜遅咲きのたんぽぽ
原田知世に提供した曲。
カラオケでよく歌いました。
セピア色の夕焼けを思い出します。
優しさとあたたかさと切なさにつつまれた珠玉の曲。

青い船で
映画『さよならジュピター』のエンディング曲。
スローテンポで、まったりとした気分になる。

不思議な体験
イントロから幻想的な雰囲気。
SFチックなのに、ロマンティックテイストなのは、ユーミンならではかも。

ハートブレイク
失恋ナンバーだけど、妙に軽快。
「幸せは私とだけ 燃えたのはあなたとだけ 感謝して別れるのは小説だけ」というフレーズが心に残る。

TYPHOON
スローでけだるいムードの歌。
ユーミンの手にかかると台風までが、ロマンティック。
台風が近づいてくるときの妙なワクワク感を感じさせる。

TROPIC OF CAPRICORN
南の島を舞台にしたアップテンポのナンバー。

私を忘れる頃
スローでムーディだけど、淋しさの漂う一曲。
「あなたに望まれても 捨てられなかった夢
やがて許してね いつか許してね 私を忘れる頃」
そういうときが、あるわね〜。

時をかける少女
原田知世に提供した同名映画の主題歌。
ヒットしましたね〜。
カラオケで歌うと、年代に関係なく歓迎されました。

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2009/04/29

REINCARNATION

REINCARNATION
松任谷由実 松任谷正隆
B00005GMEG


1983年発表。
REINCARNATIONの意味(輪廻)を初めて知ったアルバム。
ジャケットデザインは、資生堂のCM制作チームが作ったそうだ。

収録曲:REINCARNATION/オールマイティ/NIGHT WALKER/星空の誘惑/川景色/ESPER/心のまま/ずっとそばに/ハートはもうつぶやかない/経(ふ)る時

REINCARNATION
なかなか壮大な歌です。
2人の愛はいつの時代も必ず巡り会うと歌っても、大袈裟じゃないのは、ユーミンだから。
ダンサブルなナンバー。

オールマイティ
軽快なナンバー。
元気な恋の歌。

NIGHT WALKER
私的に、隠れた名曲。
悲しくて涙が出ちゃうので、カラオケでも歌わないけど。
一編のドラマだよね。
あなたの友達に街で会えば私はどんな顔すればいいのとか、
私のことを傷つけてつらいとひとに云わないでとか、
あの頃のあなたへハネをあげながら走ってゆきたいとか、
私を置いてゆくのならせめてみんな持ち去ってあなたが運んでくれた全てをとか。

切なすぎる。
他人に恋の顛末を話すのって、罪だよなあ。全く知らない人ならいいけど。
この歌の場合は、別れた彼が友達に話す設定だけど、私の場合は、少し違った。
私が振った彼と私の親友がつきあい始めて、それを長らく隠されていた。
私が事実を知った後で、私を傷つけてつらいと、私と仲のよい先輩たちに相談した彼女。
何も知らない私は、いきなり、先輩たちに「あいつも、悩んでいるんだよ。」とか言われて返す言葉もない。
私が悪者なの??
傷ついた様子も見せたこともないし、冷たい態度もとってないのに。
結局、言ったもん勝ちなのかもなあ。誰かに甘えることができた人が得をする。
強がっていた自分が、みじめだったなあ。
私が本当に傷ついていたのは、隠されていたことではない。
彼とハッピーになっているのに、元彼の愚痴を延々と語る彼女の慰め役となっていた私自身の馬鹿さ加減なのだ。

そんな過去とこの歌がシンクロして、いつも複雑な気持ちになる。

星空の誘惑
アップテンポで、哀愁の漂う一曲。かなり好きである。
こういう揺れる気持ち、女性にはあると思う。
本命の彼がいて、でも、いつもそばにいてくれる優しい男友達。
しかも、
「きっとあなたの心は友達のまま
わがままな涙にとまどいゆれてるでしょう」
というぐらいピュアな友達。
決して、弱みにつけ込まない。

「オレンヂのトンネルの中は横顔がネガのようだわ」
このフレーズを知ってから、ドライブすると、その通りなのね。

川景色
川辺で過ごす恋人との楽しいひととき。
ユーミンの歌声もかわいらしい。
お天気の日に聴いていると、出かけたくなる。

ESPER
エフェクトのかかった英語のセリフで始まる。
SFが苦手な私は、タイトルが気に入らなかったけど、中身は、一途な恋の歌であった。
超能力があったら、恋も成就するのにと思ったこと、あったな〜。

心のまま
舞台は海、船かな?
「許して今まで傷つけた 今では会えないあのひとに 届かせて 潮の便り」というフレーズがいい。

ずっとそばに
こちらも、海が出てくる。
1993年角川アニメ「遠い海から来たCOO」のエンディングテーマ。
静かだけど、心に響く。
「かわってあげられぬ痛みが悲しいわ どんなに思っていても」のフレーズが印象的。

ハートはもうつぶやかない
「まわりじゅうを傷つけても会いたかった」ほどの恋も、今はもう昔なのね。

経(ふ)る時
2002年に営業を終了した千鳥ヶ淵のフェヤーモントホテルが舞台。
そういえば、私も、学生時代、そして社会人になりたてのころ、よく千鳥が淵の桜を見にいった。ホテルには寄らなかったけど。
情緒漂う歌詞は、秀逸。ユーミンの天才的センスを感じさせる。

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2009/03/07

PEARL PIERCE

PEARL PIERCE
松任谷由実
B00005GMEF


82年発表。

収録曲:ようこそ輝く時間へ/真珠のピアス/ランチタイムが終わる頃/フォーカス/夕涼み/私のロンサム・タウン/DANG DANG/昔の彼に会うのなら/消息/忘れないでね

ようこそ輝く時間へ
「大人になったら宿題はなくなるものだと思っていた」のフレーズが耳に残る。
リズミカルなサウンドとコーラスに、思わず、踊りだしたくなる。

真珠のピアス
強烈な歌である。
別れる彼の部屋にピアスを落とす。
強烈なんだけど、メロディが湿っぽくないので、ジェラシーさえも、かっこよく思えてしまう。
「背中に回す指の力とは裏腹なあなたの表情が見たい」って、情景が浮かぶ。

ランチタイムが終わる頃
日比谷公園を舞台にした昼休みのOLの歌。
彼に会えるはずがないのに、みじめな噂が届かないように季節を先取りした服を着る。
そんな彼女がいじらしい。
丸の内のOLになりたかった。だけど、なれなかった。
そんな淡い夢を思い出させる。
そして、この曲を聴くたびに、ある先輩を思い出す。
3つ上の大学の先輩。後輩として私をかわいがってくれた。
就職してからも、よく絵葉書をくれた。
その一枚に、この曲のような気分ですと書いてあった。
彼は、日比谷に勤めていた。
優しくて感受性の強い人だった。
若くして病死した先輩との思い出の一曲だ。

フォーカス
臆病で近眼の女の子が、踏み出した一歩。
友だちがみんな片付いていて、自分は、恋に泣いたけど、はしかばかりというのが、すごくよくわかる。

夕涼み
癒しの一曲。
メロディも歌詞も、やさしくて、心地よい。
このまま、まどろみたい気分。
穏やかな中に、ちょっぴり淋しさを感じる。

私のロンサム・タウン
舞台は、新潟。
「ナホトカ」という地名も出てくる。

DANG DANG
富士フイルムのビデオテープのCMソング。
これも、名曲。
思い出しただけで泣ける歌詞。
「あなたにふさわしいのは、わたしじゃないって・・・」
「彼女は知らないなら友達になるわ」
悲しくて悲しくて仕方ないんだけど、決して、負けはしないの。
DANG DANG と DANG DANG D・DANG と派手に砕け散って
と、歌うと、自然と元気が出てくるの。
涙と一緒に、元気が出てくるの。

昔の彼に会うのなら
こういう妄想することありますよね。
昔の彼に会うなら、こんなふうにして、きれいにして、どこでご飯を食べてとか。
どんな会話をするかまで、想像しちゃうんだから、笑える。
そして、結局、会いにいかないんだけどね。
横浜中華街は知っていたけど、飲茶は食べたことがなかったな。

消息
駅のホームは、恋愛のドラマの舞台になり得る。
でも、都会では、人が多すぎて、すれ違っても気づかないこともある。
彼を見つけても、呼べなくて、電車を見送る彼女。

忘れないでね
不倫の歌。
電話を3回鳴らして切るのが、メッセージ。
いつものユーミンらしくない歌。歌い方も、違う感じがする。

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2009/02/15

昨晩お会いしましょう

昨晩お会いしましょう
松任谷由実
B00005GMEE


81年発表。
昨晩お会いしましょうって、文法めちゃくちゃ。
だけど、やはり、タイトルづけのうまさに脱帽。

収録曲:タワー・サイド・メモリー/街角のペシミスト/ビュッフェにて/夕闇をひとり/守ってあげたい/カンナ8号線/手のひらの東京タワー/グレイス・スリックの肖像/グループ/A HAPPY NEW YEAR

タワー・サイド・メモリー
神戸が舞台。
この歌を初めて聴いたときは、まだ神戸に行ったことがなかった。
KOBE GIRLというフレーズが耳に残る。
神戸の女の子はおしゃれなんだろうなあと漠然と思った。
その後、異人館めぐりを彼氏としたのは、素敵な思い出だ。

街角のペシミスト
これまでのユーミンとは、少し違うテイストの曲。
夜、ひとりの部屋で聴いていると、果てしなく沈んでいく気がする。
「故郷の冬を歩きたくなる だけど平凡だけはいや」
田舎者は、多かれ少なかれそんな感情を抱いている。

ビュッフェにて
今は、もう、食堂車(ビュッフェ)もなくなってしまいましたね。
誕生日が近い彼に城下町の消印でカードを出すと。
消印というのが、ポイントですね。
旅先で、思いびとにハガキを出すというのは、昔は、割とありがちでした。
私も出したり、もらったりしました。
そういう文化は、ずっと続いてほしいな。

夕闇をひとり
好きな人を追いかけていく女性の切なさ。
ちょっとストーカーっぽい。
新しい彼女にまで会うって言うんだから。
なぐさめのカセットをもって。
今なら、さしずめ、iPodか。

守ってあげたい
80年代前半のユーミンの最大のヒット曲。
角川映画「ねらわれた学園」主題歌。いくつかのCMソングにも使われている。
ユーミンを更にメジャーにした曲。
いい曲だが、巷で流れすぎて、少々、食傷気味でもあった。

カンナ8号線
ドライブソング。カンナの花と環状8号線にかけている。実際のモデルは、第三京浜らしい。
前奏からして、かっこいい。前奏が流れてくるだけで、胸がキュンとしてくる。
間奏も素敵。
大好きな曲。
この二人が、長い付き合いのカップルにも思えるし、進展しない友だちカップルにも思える。つまり、皆、自分のシチュエーションに合わせて聴ける歌なのである。
「あのころの二人は、もうどこにもいない」
この感覚、覚えがあるだろう。

手のひらの東京タワー
神戸の次は、東京の名所。
東京タワーは、最初の彼氏が連れて行ってくれました。
思ったほど、ロマンティックじゃなかった(^^;)。
今みたいにライトアップしてなかったし。
この歌の女の子のほうが、ずっとかわいげがあるね。

グレイス・スリックの肖像
静かで重いが、決して暗くない。懐かしさを感じさせる曲。

グループ
学生時代のグループ仲間の結婚パーティ。
ひそかな目当ては、あなたも来ると信じているから。
私がいたサークルでも、カップルが多かったので、実際、こういうシチュエーションは、ありましたね。
二次会に出席すると、いろんな懐かしい人に会うんですよね。
変わっている人もいれば、変わっていない人もいて。
時が経っても、すぐに、あのころのバカ騒ぎができるところが、グループのいいところ。
思い出を共有しているってことは、恋愛のかなりの強みになるでしょう。
ただ、会いたくない相手がいることも、なきにしもあらず。

A HAPPY NEW YEAR
映画「私をスキーに連れてって」挿入歌。
今年も最初に会う人があなたであるように・・・なんて。
いいなあ、こういうの。
新年の清冽な雰囲気にふさわしい一曲。
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